地域に活力を!元気を!を目的として、全国の地域広告会社が集まる協会です。

第5回「JLAA 地方創生アワード」

優秀賞

愛知県名古屋市(北区区政部地域力推進室)
KITA JAZZ!メンバーズプロモーション業務
「名古屋市の北区=ジャズの街」のイメージを広く浸透させ、区民の地域への愛着を醸成し、まちの活性化を図るプロジェクト。「KITA JAZZ!メンバーズ」への登録店を増やすことと市民の参加を促すプロモーションが実施された。名古屋市北区で発行する情報誌「FURIMO 北区版」11 月号から 4 カ月にわたって「KITAJAZZ!」を掲載。情報誌の営業スタッフが動いたことで、日ごろから行政機関とのコンタクトがあまりない業種まで浸透させることができた。テーマ設定と地域の情報誌との連携で、地域を活性化させた好例。
■審査委員コメントからの一部抜粋
  • KITA JAZZ!というジャズ界で恐らく一番ローカルな単位でジャズの魅力が伝わったように思う。
  • 街の店舗やアーティストを巻き込み、みんなで街を盛り上げようという意思を感じる。
  • 地域に密着したメディアの特性を活かしている。
■受賞者コメント
この度は、第5回JLAA地方創生アワード優秀賞に選出いただきありがとうございます。今回の事業を通じてKITA JAZZ!の取組みに協力してくださる店舗等が増えたことで、「お店でKITA JAZZ!のポスターを見かけたよ」という声も寄せられるようになりました。今後もジャズを通してまちを一層盛り上げていきたいと思います。

2R推進実行委員会(名古屋市)
食品ロスに関する川柳募集企画運営業務
日本の食品廃棄物等は年間 2,531 万 t。本来食べられるのに捨てられる「食品ロス」は年間 600 万 t(2018年度推計値)。日本人 1 人当たりでは 1 年で約 47kg、毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てていることになる。この「食品ロス」問題について、名古屋市は、大人から子どもまで楽しめる「川柳」の募集を通じて、「ご家庭ででき る食品ロス削減の取り組み」 について啓発活動を実施。「食品ロスしま川柳」というネーミングも好評で、多くの市民が参加した。今後、名古屋市の食品ロスが削減されていくことが期待できる事業。
■審査委員コメントからの一部抜粋
  • 食品ロスという難しく考えがちのことを、川柳という「器」に入れることにより身近に感じることができた。
  • 食品ロスの問題を、面白くクローズアップし、多くの人に改めて関心を持ってもらえる企画だと思う。
  • SNSも活用し、幅広い年代に関心を持ってもらえていることが素晴らしい。
  • 難しいテーマを、ユーモアをもって分かりやすく訴求しようとするアイデアが面白い。
■受賞者コメント
コロナ禍のため、家庭で食品ロスについて楽しく考えていただく企画としました。紙媒体とSNS広告を組み合わせることで、幅広い世代の方からの作品が集まりました。

岡山県産業労働部観光課
台湾での「桃太郎的故郷日本岡山!」プロモーション等の実施に係る業務
岡山県は、平成 28 年 7 月の岡山桃太郎空港~台湾・桃園国際空港間の直行便の就航を契機にインバウンド施策を強化してきた。今回は、台湾での岡山県の認知度のさらなる向上と誘客拡大を図るため、観光素材を活用した動画、写真等によるプロモーションを展開した。コロナ禍により台湾からは叶わず、東京在住の台湾新聞の記者を招いて岡山の桃太郎(桃)にちなんだ観光スポットを取材。その素材をもとに現地メディア発信用のリリースを作成。同時に、岡山県の台湾向け観光 PR 動画も制作。また台湾のインフルエンサー「イリィ」氏(Instagram フォロワー97.5 万人)を起用し、動画、取材素材、お土産を提供し、岡山の魅力を SNS で発信してもらう。台湾では 30 件以上のパブリシティとイリィ氏の SNS投稿動画 1 万回再生等により、多くの台湾の方に岡山県の情報をリーチさせることができた。
■審査委員コメントからの一部抜粋
  • インフルエンサーと台湾の地元メディア 30 社への PR は、相当効果があったのではないかと思う。
  • コロナ禍においても、工夫をすることによって海外向けプロモーションを実現できたことがすごい。
  • コロナ後の効果を期待している。
■受賞者コメント
このたびは第5回JLAA地方創生アワード優秀賞にご選出いただき、誠にありがとうございます。SNSやインフルエンサー等を活用することで、コロナ禍でも岡山県の魅力を発信し、さらなる認知度向上につなげることができました。今回の受賞を励みとして、引き続き本県の魅力を国内外に発信し、誘客拡大につなげてまいります。